大腰筋は、うまく使えれば、
身体のパフォーマンスが高まる重要な筋肉です。
しかし一方で、お腹の奥深くにあるため、
うまく使うことが難しい筋肉です。
今回は、大腰筋をうまく使うためのコツを
いくつか紹介します。
・膝を上げようとしない
大腰筋は、腰椎と大腿骨の先端をつないでいます。
「膝を上げる」というよりも、
「足の付け根(鼠径部)を引き上げる」
という意識の方が、大腰筋が働きやすいです。
・頭を前に出さない
歩くときに頭が前に出て、
つま先に体重がかかってしまうと、
大腰筋はうまく働きません。
頭、耳、肩、踵のラインを真っ直ぐにし、
つま先ではなく、踵に体重を乗せましょう。
・足首を90°にする
大腰筋は、足首が90°よりも伸びていると、
働きにくくなります。
陸上の世界トップの選手は、
足首の角度が90°付近であまり変化しないそうです。
大腰筋がうまく使われているのでしょう。
続きます。
→大腰筋(4)。
Fujimoto