前回は、ストレッチに関する誤解と
正しいやり方についてお話しました。
- 痛くない範囲で、正しい姿勢で行う
- 長くやりすぎない。40秒までが目安
- 反動はつけない
今回は、もうひとつの誤解について
お話します。それは
「つらい方を多くやる/長くやる」
という誤解です。
この考え方は、
かなり広く信じられているのでは
ないでしょうか?
しかし不思議なことに、逆に
楽な方を多くした方がバランスが良くなる
のです。
☆楽な方を多くやる!?
楽な、気持ちよい方に動く。
これが「操体法」の基本的な考え方です。
→25.気持ちいい とは
例えば、左右どちらかが楽で、
どちらかがやりづらい動きや
ストレッチがあったとします。
この場合は、つらい方ではなく、
楽な方を多めにやって下さい。
つらいことをすると、体は緊張してしまいます。
逆に楽な方をすると、苦手な方の筋肉も含めて
動かすことになるため、やりづらかった動きも
自然とやりやすくなってしまうのです。
なぜ!?と思うかと思いますが、
百聞は一見に如かず。
試してみてください。
まずは、以下で紹介されている、
「カエル」の体操がいいでしょう。
4.カエル足 ふたりで操体法
つらいことをガマンしてたくさんやる。
これは日本人の性格には合っているのかもしれませんが、
身体に関して言えば、逆効果であるようです。
気持ち良いことを、気持ち良いだけする。
これで身体が元気になるのであれば、
とてもうれしいことですね。
詳しいことが知りたい方は、
以下の「Webテキスト操体」や書籍をチェックしてみて下さい。
→Webテキスト操体:操体とは
Fujimoto
- 写真 図解 操体法の実際 (健康双書ワイド版)
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- 著者: 茂貫 雅嵩
- 発売元: 農山漁村文化協会
- 価格: ¥ 1,700
- 発売日: 2005/04
- ひとりで操体法 (健康双書ワイド版)
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- 著者: 小崎 順子
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