【コラム】手足が大事!(3)足の構造は二階建て


足は身体の土台です。

足の使い方に無理があれば、
いくらその上に乗っている身体で
バランスを取ろうとしても、
カバーすることはできません。

足を正しく使えること

これはスポーツだけでなく、
日常生活を過ごす上でも
非常に大切なことです。

今日は、「足の骨の構造」
についてお話しします。

足の骨は二階建て構造

スポーツをしている人でも、
足の骨の構造を気にしたことはないと思います。

手の甲の中と同じく、足の甲の中にも
細かい骨がたくさんあることがわかりますが、
これらを覚える必要はありません。

大事なのは、
足の骨は二階建ての構造になっている
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
ということです。

まずは、
一階が、小指と薬指(第五趾、第四趾)。
二階が、中指、人差し指、親指
(第三趾、第二趾、第一趾)

ということだけ覚えて下さい。

体重をかけるのは小指側?親指側?

体重を親指側にかけるべきか、
それとも小指側にかけるべきか。
様々な理論があります。

しかし、足の骨の構造を見るならば、
まず一階の小指側に乗り、
次に二階の親指側に乗る

という順番になります。

小指側を使わずに親指側ばかりを使うことは、
足の構造を無視した使い方になってしまいます。
(正確には、足趾では体重は支えません。
足の裏の小指側か親指側か、ということです)

プールサイドについた足跡の形。
どんな形になっていましたか?
体重は踵からつま先に、どう流れていくでしょうか?
(扁平足ではない場合です)

体重の流れの図

足の小指側を使う。
このルールは、歩くとき、スポーツをしているとき、
すべての場合に当てはまります。
だからこそ、足も「小指が大事」なのです。

この考え方に基づいているのが、
イチロー選手を教えていることでも有名な
小山裕史氏のBeMoLoシューズです。
靴底の踵から、小指と薬指に向けて
伸びているバーが特徴です。
興味がある方は調べてみてください。
ビモロシューズとは – ビモロショップ


まとめます。

今日は足の使い方のルールをお話ししました。

  • 足の骨は、二階建ての構造になっている
  • 一階は小指と薬指、残りは二階
  • 足は一階の小指側から使う

足の小指と薬指という一階部分の重要性は、
あまり認識されていないようです。
しかしここが身体全体の土台なのです。
日常生活の中でも意識してみると、
身体の使い方が変わってくるかもしれません。

足については以前のコラムでも触れていますので、
参考にしてみてください。
姿勢を良くするコツ(2)体重は足のどこにかける?

参考)
大腰筋でウォーキング(2)足裏の目 – からだの内なる統合を求めて…

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