足は身体の土台です。
足の使い方に無理があれば、
いくらその上に乗っている身体で
バランスを取ろうとしても、
カバーすることはできません。
足を正しく使えること。
これはスポーツだけでなく、
日常生活を過ごす上でも
非常に大切なことです。
今日は、「足の骨の構造」
についてお話しします。
足の骨は二階建て構造
スポーツをしている人でも、
足の骨の構造を気にしたことはないと思います。
手の甲の中と同じく、足の甲の中にも
細かい骨がたくさんあることがわかりますが、
これらを覚える必要はありません。
大事なのは、
足の骨は二階建ての構造になっている
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ということです。
まずは、
一階が、小指と薬指(第五趾、第四趾)。
二階が、中指、人差し指、親指
(第三趾、第二趾、第一趾)
ということだけ覚えて下さい。
体重をかけるのは小指側?親指側?
体重を親指側にかけるべきか、
それとも小指側にかけるべきか。
様々な理論があります。
しかし、足の骨の構造を見るならば、
まず一階の小指側に乗り、
次に二階の親指側に乗る。
という順番になります。
小指側を使わずに親指側ばかりを使うことは、
足の構造を無視した使い方になってしまいます。
(正確には、足趾では体重は支えません。
足の裏の小指側か親指側か、ということです)
プールサイドについた足跡の形。
どんな形になっていましたか?
体重は踵からつま先に、どう流れていくでしょうか?
(扁平足ではない場合です)
足の小指側を使う。
このルールは、歩くとき、スポーツをしているとき、
すべての場合に当てはまります。
だからこそ、足も「小指が大事」なのです。
この考え方に基づいているのが、
イチロー選手を教えていることでも有名な
小山裕史氏のBeMoLoシューズです。
靴底の踵から、小指と薬指に向けて
伸びているバーが特徴です。
興味がある方は調べてみてください。
ビモロシューズとは – ビモロショップ
まとめます。
今日は足の使い方のルールをお話ししました。
- 足の骨は、二階建ての構造になっている
- 一階は小指と薬指、残りは二階
- 足は一階の小指側から使う
足の小指と薬指という一階部分の重要性は、
あまり認識されていないようです。
しかしここが身体全体の土台なのです。
日常生活の中でも意識してみると、
身体の使い方が変わってくるかもしれません。
足については以前のコラムでも触れていますので、
参考にしてみてください。
→姿勢を良くするコツ(2)体重は足のどこにかける?