東日本大震災は、あまりに多くの犠牲を伴いました。
何万人という犠牲者の方の数、収束が見えない原発の事故など、
先が見えない不安は、多くの人の心に暗い影を落としています。
☆不安の影響
不安は、体にも影響を及ぼします。
特に顕著なのが、呼吸に対する影響です。
背中や肩が丸まり、息をしっかりと
吐くことができなくなります。
その結果、呼吸が浅くなってしまいます。
呼吸は、エネルギーの源です。
しっかりと呼吸をすることは、
生きていく上で非常に重要なことです。
☆不安に負けないために
心と体はつながっています。
暗い気持ちが体に悪い影響を及ぼすのと同様、
体に働きかけることで、心にも良い影響を
及ぼすこともできます。
それにはどうしたらよいでしょうか?
簡単で、かつ効果が高いものとして、
「胴体力」の3つの体操を紹介します。
肩から骨盤の下までを胴体とみなし、
- 反らす/丸める
- 伸ばす/縮める
- 捻る
の3つの方法で胴体を動かします。
やり方については、以下のサイトや書籍をご参照ください。
→飛龍会オフィシャルホームページ:3つの動き
- 気分爽快!身体革命―だれもが身体のプロフェッショナルになれる!
-
- 発売元: 著者: 伊藤 昇 , 飛竜会
- 発売元: BABジャパン
- 価格: ¥ 1,470
- 発売日: 2005/01
この3つのエクササイズで、
胸、背中、脇腹、お腹など、
胴体の大きな筋肉を動かすため、
呼吸がしやすくなる効果があります。
また、場所も道具も必要ないので、
いつでも簡単にできます。
被災されている方の中には、
体を動かす機会が少なくなることから、
エコノミー症候群になってしまう方も
いらっしゃるそうです。
無理のない範囲で体に働きかけることで、
心も体も強く保たれることを願っております。
Ohta