足の小指まできちんと使えることは、
体の持つ力を発揮する必要条件です。
しかし普通の人は、足の小指まで使えていません。
しかしそれも当然のことです。
舗装された平らな道を歩く現代人には、
足の薬指、小指までをフルに使って
バランスを取る必要はないのですから。
今回は、そんな現代の環境の中で、
足の小指まで使えるようになるためには、
どうすればよいかをお話します。
・足で物をつかむ
足の指でタオルをつかむことは、
足指を鍛えるトレーニングになります。
プロのアスリートは、何秒でタオルを足の指で
引き寄せられるかを競うそうです。
床に置いたビー玉をつかむのもよいでしょう。
全ての指を使い、一度に5個つかめるのが理想です。
理想は、足の指でも、手の指と同じように、
小指、薬指、中指でしっかりと握れるようになることです。
体の軸が立つことで安定し、余分な力が抜け、
小さな動きで大きな力を発揮できるようになります。
これが、体の能力を活かすということです。
・足にあった靴を履く
足に合わず、小指が当たってしまうような靴を履くと、
小指が曲がったまま一日中過ごすことになります。
これでは、小指を使うことなどできません。
特に小さい子供は、靴のサイズが小さくても
自分できちんと表現することができません。
サイズが小さくなってしまった靴を履き続け、
骨まで曲がってしまうと、元に戻すのは大変です。
最近は、学校の上履きにも幅広のものが出てきたそうです。
体は一生付き合っていくものですから、小指が当たらないよう、
きちんとスペースがあるかチェックしてあげてください。
Fujimoto