【コラム】睡眠の質を高める(2)寝相が身体を整える


時間に追われる忙しい現代人にとって、
睡眠の質を高めることは、
多くの人が求めているものの、
実現するのが難しいことの一つでしょう。

今日は、寝ている間に身体が調整される
仕組みについてお話しします。

寝返りの意味

子供の寝相は、すごいものです。
布団から出ていたり、
頭と足が逆になっているのも、
日常茶飯事です。

寝ている間の身体の動きは、
「自分で自分の身体を調整しよう」
という無意識の動きです。
つまり、 寝ている間に身体を整えているのです。
(野口整体では、こういった無意識の動きを
「活元運動」と言います。)

あるサーカスでは、入団希望の子供の
セレクションをするときに、
寝ている姿を見るそうです。
そして、寝相が悪い子を選ぶのです

寝相が悪い子は、寝相が良い子に比べ、
回復力が高いと見るのです。
連日、激しい練習や興行を行う環境ですから、
回復力が重要な世界なのでしょう。

大人の寝相と回復力

大人になると、寝ている間の動きは
少なくなっていきます。
回復力も、従って子供より
低くなっています。

ですから、大人にとって、
睡眠の質を高めることは、
より大切なこと
なのです。

一日では少しずつの差ですが、
その積み重ねが、何年もかけて
大きくなっていくのですから。

寝る前に歪みを整えておく

人には利き手、利き足がありますから、
一日生活をすれば、多かれ少なかれ
身体は歪みます。

寝ている間にの動きが出やすいように、
寝る前に身体の歪みを整えておくことが、
質の高い睡眠につながる
のです。

次回は、睡眠の質を高めるために、
寝る前に行うとよいエクササイズを紹介します。

睡眠の質を高める(3)寝る前にすると良いこと

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