前回は、睡眠の質を高めるために、
寝る前に行うとよいエクササイズを紹介しました。
今回は、起きた後のことについてお話しします。
寝ている間に食べ物を消化すると?
寝ている間に、身体は
寝る前に摂取した栄養分を消化します。
当然、残りのカスが出てきます。
食べ物は、内蔵を通過して下に降りていく、
よく知られているルートが一つ。
もう一つ、口から出てくるルートもあります。
それは、舌の上に付着し、舌苔となります。
舌苔を取る
アーユルヴェーダでは、
朝起きて朝食を摂る前に、舌苔を取ります。
「タングスクレーパー」という
舌苔を取る専用の用具がありますが、
スプーンでも十分取れます。
朝起きたら、スプーンで舌の上の白い部分を
やさしく取ってみましょう。
寝る前とは異なり、濁った、ドロドロした唾液が
取れるかと思います。
飲んだり食べたりしている日中より、臭いも強いです。
これが舌苔で、口臭の元でもあるそうです。
ちなみに口臭の元は、舌苔の細菌が
食べ物を消化するときに発生する
硫化水素で、舌苔を取ることで
かなり抑えることができるそうです。
(参考:口臭予防にもなる!アーユルヴェーダのディナチャリア「舌苔の洗浄」)
ただし、舌は繊細な部位ですから、
こすりすぎで傷つけてしまわないよう、
注意して下さい。
(→口臭と舌苔-3<舌苔を取りすぎると、どうなるか>)
朝風呂、朝シャワーは?
朝風呂については、以前コラムに書きましたので、
参照してみてください。
→朝風呂は健康?不健康?(1) お風呂と睡眠の関係
朝を気持ちよく過ごし、
一日を快適に過ごしたいものですね。
参考:
・口臭予防にもなる!アーユルヴェーダのディナチャリア「舌苔の洗浄」
・口臭と舌苔-3<舌苔を取りすぎると、どうなるか>