背中は、自分から見えないこともあり、
意識しにくい場所です。
日本人は猫背になりがちなので、
背中の筋肉も凝り固まりやすく、
しかも、凝っていることにすら
気付かないこともしばしばです。
こんな状況を脱するには、
日常生活での動きから、
身体の後ろ側を意識して使うことです。
後ろ側を使って歩く
誰しも日常的に歩いていることでしょう。
しかし手も足も、前には大きく振り出されるのですが、
後ろは小さくなってしまいがちです。
これを、手も足も後ろ側に大きく振りだします。
例えば、腕は、肘を後ろに引くようにします。
足は、踵を意識し、前に出すよりも
後ろに蹴り出すようにします。
歩いたり走ったりするときは、
踵からお尻までの、脚の後ろ側のラインを
意識するとよいです。
前に書きましたように、頭が前に
出てしまわないようにするのも大事です。
後ろ側を使って座る
椅子に座る時間が長い生活では、
姿勢が崩れてしまいがちです。
以前も書きましたが、
一番良いのは、長い時間座り続けず、
定期的に動くことです。
(→正しい座り方(2)長く座り続けない)
しかしそうも行かない場合は、
頭が前に出てしまわないこと、
膝を曲げすぎないようにするよう、
気をつけてみてください。
椅子の位置、PCのモニターやキーボードの位置も、
姿勢に強く影響を与えます。
変えてみるのも一つの手です。
まとめます。
- 身体の使い方を変えるには、日常生活から
- 手や足を、前ではなく後ろに振り出すように歩く
- 座るときには椅子や道具の位置にも気をつける
- いつも、頭の位置が前に出過ぎないように気をつける
日本人は、身体が丸く使う文化である、
というハンデがあります。
しかし、少しずつ身体に覚えさせれば、
必ずできるようになります。
お話した、すべてのことをする必要はありません。
どれか一つだけでも、気になったものを
日常生活に取り入れてみてください。