立つ。
ほとんどの人が、毎日やっていることです。
しかし「姿勢良く立つ」となると、
簡単ではありません。
筋肉のバランス。
長年の身体の使い方のクセや、イメージ。
それらすべてが合わさって、
「今の立ち方」が作られているからです。
前回は、土台を整えることで、
姿勢が自然と良くなるということをお話ししました。
そこで今日は、立つときの土台である、
足について考えてみます。
体重をかける位置
体重は、足の裏のどのあたりにかけていますか?
踵。母趾丘。5本の足の指の付け根。足裏全体。
いろいろな考え方があり、
唯一の正解というものはありません。
しかし、身体の構造から考えると、
「内外のくるぶしを結ぶ線の上」
となります。
なぜでしょうか?
上半身と下半身の体重は、
脛の骨を通して足裏に乗ります。
脛の骨は、脛骨と腓骨の二本あります。
腓骨は細く、体重を支えるのは脛骨です。
これらの脛の骨が足に乗っているのが、
くるぶしの位置なのです。
「内外のくるぶしを結んだライン」
あるいは
「かかとの少し前」、
個人差もありますので、イメージしやすい方でよいかと思います。
まとめます。
- 土台を整えることで姿勢が良くなる
- 立つときの土台は足裏への体重のかけ方
- 体重は内外のくるぶしを結んだライン上にかかる
次回は、このラインからずれて体重がかかると
どうなるかについてお話しします。