内くるぶし

【コラム】姿勢を良くするコツ(2)体重は足のどこにかける?

foot-stamp

立つ。

ほとんどの人が、毎日やっていることです。
しかし「姿勢良く立つ」となると、
簡単ではありません。

筋肉のバランス。
長年の身体の使い方のクセや、イメージ。
それらすべてが合わさって、
「今の立ち方」が作られているからです。

前回は、土台を整えることで、
姿勢が自然と良くなる
ということをお話ししました。

そこで今日は、立つときの土台である、
について考えてみます。

体重をかける位置

体重は、足の裏のどのあたりにかけていますか?
踵。母趾丘。5本の足の指の付け根。足裏全体。
いろいろな考え方があり、
唯一の正解というものはありません。

しかし、身体の構造から考えると、
「内外のくるぶしを結ぶ線の上」
となります。

なぜでしょうか?

上半身と下半身の体重は、
脛の骨を通して足裏に乗ります。
脛の骨は、脛骨と腓骨の二本あります。
腓骨は細く、体重を支えるのは脛骨です。
脛骨と腓骨

これらの脛の骨が足に乗っているのが、
くるぶしの位置
なのです。

内くるぶし
右足の骨を内側から見た図
外くるぶし
右足の骨を外側から見た図

「内外のくるぶしを結んだライン」
あるいは
「かかとの少し前」
個人差もありますので、イメージしやすい方でよいかと思います。


まとめます。

  • 土台を整えることで姿勢が良くなる
  • 立つときの土台は足裏への体重のかけ方
  • 体重は内外のくるぶしを結んだライン上にかかる

次回は、このラインからずれて体重がかかると
どうなるかについてお話しします。

姿勢を良くするコツ(3)足裏に体重をかける位置がずれると?

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