身体や動きの上達のコツは、
「いかに日常の動作をトレーニングにするか」
ということになります。
そこで今日は、
階段を上るときに気をつけたいこと
についてお話します。
階段を上る動作を意識する
階段は、身体の使い方のトレーニングとして、
かなり役に立ちます。
脚を上げるときにどこに力が入っているか、
体重はどこにかかっているか、
背中が丸まっていないか・・・
階段を上る動作を意識してみましょう。
斜め上を見る
階段を上るときは、視線を斜め上に向けます。
こうすることで、身体の軸ができ、楽に上れます。
逆に、前や斜め下見ながら階段を上ると、
頭が前に出て、膝に負担がかかる上り方に
なりやすいです。
つま先を少し外に向け、膝の向きも揃える
つま先の向きにも気をつけましょう。
つま先が内側を向く、つまり内股では、
大腰筋が働きにくくなるため、
太ももの前の筋肉を使うことになり、
疲れやすくなります。
→【コラム】大腰筋(3) 大腰筋をうまく使うコツ1
また、つま先が外を向いていても、
親指に体重をかけ、膝が内を向いていると、
これも膝に負担がかかってしまいます。
つま先は、心持ち開く。
つま先と膝は、同じ向き。
ということに気をつけてみてください。
まとめ
階段を上るときの身体の使い方のコツについてお話しました。
- 階段を上る動作を意識する
- 斜め上を見る
- つま先を少し外に向ける
- つま先と膝の向きを揃える
先日、演劇関係で身体の使い方に詳しい方に
お話を伺う機会がありました。そのときに、
「階段を下りるように上る」
「階段を上るように下りる」
というイメージで大腰筋を使いやすくなる、と
教えていただきました。
禅問答のようで難しいかと思いますが、
興味がある方はチャレンジしてみてください。