静かで深く、長い呼気は健康につながります。
ブッダの教えでは、「息」という字は「自らの心」、
つまり呼吸はあなたの心の状態を表すと言います。
「吸う」ことは、ためる、独り占めする、執着すること。
「吐く」ことは、執着を取り払う、心を浄化すること。
吐くとエネルギーを捨ててしまうような気がするなら、
それはあなたの感覚がずれていて、
欲深い状態になってしまっているということです。
吐くということは、出すことです。
心の汚れや執着を捨てるということにつながります。
出した分しか入ってきません。
吐くということは、心を空に、無にして、
シンプルに生きるということです。
吐いた分だけ入ってきます。
出し惜しみせず、思い切って吐ききってください。
心を浄化し、正しい心の使い方を身につけるのが、呼吸の力です。
頭の中はスッキリ、心も頭も青い空にするのが呼吸です。
声を出すのは、呼吸としてとらえると吐くことです。
吐かないと声は出ません。
声を出すのは、精神的にとても良いことです。
落ち着かない心、雑念。
このような自分から、心が穏やか、安らか。
落ち着きがあり、平常心の自分になれるのが呼吸なのです。
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