身体の調子が悪い部分は、
皮膚が動きにくくなっています。
逆に、皮膚に働きかけることで、
その部分の調子を整えることもできます。
皮膚が動きにくいと、つい力でグイグイと、
強引に動かしたくなってしまいます。
凝っている部分を、叩いたり、
強くマッサージしたくなるのと同じです。
しかしそれでは、一時的に血の巡りが良くなっても、
すぐに元に戻ってしまいます。
コツは、外から力でなんとかするのではなく、
自分の力で良くなる手助けをすることです。
これは、何も難しいことではありません。
調子が悪い部分の皮膚に手で触れて、待てば良いのです。
皮膚にやさしく力を加え、そのまましばらく待ちます。
すると、触れられている身体の方が反応して、
固くなっていた筋肉が、手の下で動きだします。
徐々に筋肉がほぐれ、皮膚も動くようになっていきます。
本当に、軽く触れているだけでいいのです。
身体は、自分で調子を整えるチカラを持っています。
それを思い出させてあげるだけでよいのです。
続きます。
→皮膚から身体を整える(4)
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