前回の続きで、大腰筋をうまく使うためのコツについてです。
・足(踵)を前に出さない
太ももを上げるときに、膝を高く上げ、
足が身体の前に出てきてしまうようだと、
太ももの前面の筋肉(大腿四頭筋)が働いています。
大腿四頭筋には、股関節と膝関節の
二つの関節をまたぐものがあります(大腿直筋)。
腿を上げるときに足(踵)が前に出るということは、
膝が伸びるということですから、
太ももの筋肉を使っているのです。
まとめると、
歩くときや走るときには、
足は鼠径部から持ちあげ、
足(踵)は身体の後ろで動く、
という意識がよいでしょう。
アフリカの長距離ランナーを見ていると、
足は身体の前ではなく、後ろで大きく動きます。
参考にしてみてください。
今回は、足を上げる動きだけについて説明しました。
しかし大腰筋は、テニスや野球、ゴルフなど、
スイングの動きにおいても、
下半身と上半身の動きをつなぐ役割もあります。
次回は、スイングにおける大腰筋の働きについて説明します。
Fujimoto